日本におけるブータン研究の基盤形成を目指して
Japan Institute for Bhutan Studies: JIBS

ご協力のお願い

日本ブータン研究所の諸活動でいつもお世話になっております、津川智明氏からの協力依頼です。ご協力いただけましたら幸いです。

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2020年4月6日

協力のお願い

新型コロナウイルスが全世界で猛威をふるっており、見えないウイルスとの闘いで心身ともに疲労しておられることとお察し申し上げます。

私は、2月24日から3月24日まで、ブータンでJICA関連のプロジェクトに従事していました。感染予防のため急遽帰国しました。

ブータンも新型コロナウイルスの感染については、重大な危機意識をもって、国王以下、政府、民間一丸となって感染の予防に取り組んでいます。その一環として、プンツォリンと隣接するインド側の町ジャイガオンに居住するブータン人約5,500人(約2,200世帯)を3月下旬にプンツォリンに移動させました。ジャイガオンに居住していたブータン人は比較的貧しい人たちであり、プンツォリンに移動しても、いわゆる避難生活状態を強いられています。ブータン政府は、アパートの手配などの支援をしていますが数が足りず、コロナウイルス対策で休校中の学校などに収容されて急場をしのいでいる引揚げ住民も多くいます。また、ブータン軍が他の用途で造成中だった土地に仮設の木造住居の設置に取り掛かるなど対策に着手していますが、引揚げ生活が長期化すると衛生状態などの生活環境悪化が心配されます。

プンツォリンで避難生活している方々に対し少しでも手助けできないかと考えた次第です。物資の支援は、輸送時間や送料等を考えると得策とはいえず、資金の支援で、必要な物資をブータンで調達してもらうのがいいだろうと考えます。ブータン側の受け手は、JICAブータン事務所の現地職員にお願いしようと思います。支援の期間は勝手ながら5月15日を期限とさせていただきます。私たちの身近なところでも新型コロナウイルスの影響で大変厳しい状況を強いられているおり、このようなお願いをするのは心苦しい思いです。

何卒、ご協力、ご支援くださいますようお願いいたします。

差し支えなければE-Mailアドレスを教えて頂ければ、今後の「ブータン支援」の状況につきましてご連絡いたします。

津川智明(E-mail : tsugawabhutan@outlook.jp)
一口 2,000円(振込手数料は別途かかります)
振込先:二本松信用金庫 金色(カナイロ)支店
口座番号:普通 0195993、名義:ブータン支援 代表 津川智明

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ブータンの新聞KUENSEL、3月26日付け記事です。

His Majesty in south to inspect preparedness plan

March 26, 2020

His Majesty The King is in Phuentsholing to inspect the plans put in place to ensure uninterrupted supply of essential goods from India, in light of the closure of our borders, and the 21-day lockdown in India.

While in Phuentsholing, His Majesty also inspected the Amochu Land Development and Township Project area (near YDF), the site chosen for the construction of temporary shelters for Bhutanese living in Jaigaon. On His Majesty’s command, the Royal Bhutan Army has deployed about 1,300 soldiers and officers for the construction. Over 5,000 Bhutanese have been evacuated from Jaigaon, and are currently sheltered in schools. Schools nationwide are closed since March 18 until further notice to prevent Covid-19. His Majesty is on a tour of Samtse and Phuentsholing.